星野源の本「そして生活はつづく」感想!おもしろくてときに繊細なエッセイ

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音楽では紅白歌合戦に出場、役者としても真田丸や逃げ恥と、絶好調の星野源。ファンだという人が「読んでますますファンになった」と話していたのでこの本を読んでみました。

そして生活はつづく (文春文庫)

 

一言で言えば「おもしろい本!」

この本を紹介してくれた人が、色々辛い経験をしてきた人なんだなということを感じた、というようなことを話していたし、考えさせられる本なのかなと思っていました。これまでも音楽をやっている人の本は読んだことがありますが、内容が濃くて、それだけ濃い人生を歩んできたのだなと感慨深いものばかりでして。

 

ですがこの本、そういう本じゃなかったです。とにかくおもしろい!!読んでて楽しくなるような本を読みたいという人におススメです。自己啓発とか、文学っぽい本じゃなくて、エンターテイメントって感じで楽しく読めました。日々生活をしている中での星野源の発想がウケるのですが、でもどこか共感してしまいます。

 

辛い経験の中にも笑えるところが

小さい頃の辛い経験や、仕事をしている上で辛い想いをしたことなども書かれています。そのときの星野さんの気持ちを思うと胸が痛むのですが、そういうことがあまり深刻に書かれていなくて。どこか笑える話となっています。経験からくる教訓を生かして…というようなたいそうなものではないです。この本を書く上でのストーリーの1つに過ぎない、という位置づけかな。

 

でもそれって、星野さんの性格もあるのかなぁなんて思ってしまいました。辛いときにその気持ちをストレートに表現することができない。どこか誤魔化してしまったり、言えなかったり、茶化してしまったり。本の中では、なぜ星野源さんが音楽や役者といった表現者としての道を進むことになったのかということも書かれているのですが、内面に繊細な部分を持っている人なんだなということが分かります。

 

テレビでの、明るくて楽しいキャラとは違った部分を垣間見ることができる本です。

 

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星野源のお母さんが素敵!

私がこの本の中で1番好きだったのが、ようこちゃんのエピソード。ようこちゃんとは、星野源さんのお母さんです。小さい頃からそう呼んでいたそうです。このお母さん、ユニーク過ぎです。子どもへの愛情からなのですが、それにしてもおもしろい。芸人さん並みにおもしろい人です。でもネタでやっているわけではなく、子どもを想う気持ちからの行動なのでなおさら素敵です。

 

こんなお母さんいたらいいなー、こんな友達いたら楽しいだろうなーと思いました。

 

まとめ

伝えたいメッセージがあったりとか、経験からくる学びを共有したいとか、そういう印象はないです。読んでいて楽しい気持ちになる本でした。久々にこんなおもしろい本を読みました。肩の力を抜いて読むことができます。

 

でも「おもしろい」ということだけに終始しているわけではなく、ところどころに、ホロリとくる話もあったり、また星野源さんの心の奥の部分が書かれていたりします。

 

読んだ人がますますファンになった、というのも納得の本でした。

 

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