となりのトトロの、メイとサツキのお父さん。めっちゃ大好きです。最近になって声優をされている方を知りました。
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となりのトトロのお父さん、草壁タツオの声の担当は、糸井重里(いとい しげさと)さん。コピーライターとして、またその他の分野でも多岐にわたり活躍している方です。
糸井重里 プロフィール
出典:http://tenshoku.nikkei.co.jp/r-agent/contents/insite/interview/itoishigesato3.asp
1948年、群馬県生まれ。法政大学中退後に友人に誘われて宣伝会議のコピーライター養成講座に通い、広告プロダクションに入社。72年よりフリーのコピーライターに。数々の賞を受賞し、80年代のコピーラーターブームの先駆けとなる。エッセイ、作詞、ゲーム企画制作などでも活躍。98年にインターネット上に開設した「ほぼ日刊イトイ新聞」では、ジャンルを問わず著名人から一般人まで幅広い層の執筆や対談、書籍や「ほぼ日手帳」などのオリジナルグッズの企画販売等を行い、サイト訪問者は月間平均で117万人。人材募集など、東京糸井重里事務所の最新情報については、「ほぼ日」のサイトから。http://www.1101.com/
階段を一歩上るとき(「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰 糸井重里):転職インサイト:「エグゼクティブ転職」グローバル時代のエグゼクティブ転職を徹底サポート
トトロの「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」や、もののけ姫の「生きろ。」などのキャッチコピーも糸井さんによるものです。
さてさて、私、申し訳ないことについ最近まで糸井さんのこと存じ上げておりませんでした。。知った経緯は、話が飛躍しますが、宇多田ヒカルさんが6年ぶりに活動再開したときに放送された、2016年9月22日のNHKの音楽番組『Songs』。その際の対談相手が糸井さんでした。
で、糸井さんのこと調べて、コピーライターさんでトトロのお父さんの声って知ったのですが、じゃあなんで宇多田ヒカルの対談の相手なんだろうというのは疑問のままでした。
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で、番組を見ました。活動休止の発表をするときに、宇多田ヒカルさんどんな反応があるか緊張していたそうですが、そんなときに糸井重里さんのツイートが印象的だったそうです。
宇多田ヒカルさんのツイートを感心しながら読んでるわしですが、彼女しばらく休業するっていうんだったら、うちにスカウトしたいよ。まちがって就職すればいいのになー。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2010年10月27日
糸井さん、ユーモアがある方だなーって思いました。まぁ100%冗談っていうわけでもなかったそうですよ。宇多田さんが人間活動をするっていうことに対しての理解があって。
宇多田さんもこのコメントがうれしかったようです。
茶汲みと言葉遊びなら出来ます!学級新聞の編集長も務めておりました!おはようございくまぼんじゅーるってもう朝っていう時間でもねーなぼんじゅーる!“(`(エ)´)ノ彡☆ !!
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2010年10月28日
糸井重里さんがお父さんの声をすることになった理由
糸井さん、トトロのメイとサツキのお父さん役以外は声優をやったことがないようです。ではなぜ、トトロのお父さんをすることになったのか疑問に思うところですが。「ベテランの声優」ではなかったから糸井さんが宮崎駿さんのイメージにしっくりきたようです。
『トトロ』に出てくるお父さんは子供と友達でいられるお父さんで、いわゆるお父さん的なイメージとは違うんだ、という説明を受けて、音響監督は、別の人を探そうとする。
が、すぐに「糸井さんはどうですか」と宮崎監督から提案の電話がかかってくる。
もちろん音響監督は「えーっ!!」である。
…
「声優さんの声をいろいろ聞いてみたんですけど、みんな、あったかくてね、子どものことを全面的に理解している父親になりすぎちゃうんですよ」
…
実際に、父親役の糸井重里の声は、おとうさんっぽくない。教科書的なおとうさんとしては失格っていう感じすらする。ちょっと不安定で、世慣れていない。
「となりのトトロ」演出覚書の父の項には、こう書いてある。
“実生活のバランス感覚に欠けている部分があって、その負担を娘達におしつけているのだが、今はそれに気づかず、仕事に没頭している。”
声優的な巧さよりも、声優ではない不安定さが必要だったのだ。
確かに、世の中のお父さんとはちょっと違いますよねぇ。トトロに会えるのは子どものときだけなんですけど、このお父さんだったら会えそうな気がしますもん。でも実生活のバランス感覚に欠けている部分があって…って、そんな設定だったとは。私としては、お母さんが入院している中、2人の娘をしっかり育てている素晴らしい父親なんですけどね。
そんな理由で糸井さんが声優することになったのですが、お父さんの温かくて優しい雰囲気や、まだまだ子ども心も持っている大人だなっていうのが伝わってくる声だと思います。
おとうさんの声を担当しているのはコピーライターの糸井重里さん。声のイメージは「子どもと友達でいられるおとうさん」。「トトロ」&「火垂るの墓」で初めてジブリ映画のコピーを担当することになった糸井さんは最初「このへんないきものは、もう日本にはいません。 ☞続く #トトロ pic.twitter.com/bXenkYVSI3
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年11月4日
☞続き たぶん。」というコピーを提案しましたが、宮崎駿監督の希望で「まだ日本にいるのです。」にコピーを変更。「でも、やっぱり『たぶん。』は必要だと思ってつけさせてもらいました」と糸井さん。 #となりのトトロ pic.twitter.com/B0hUw3lQlV
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年11月4日
ちなみに、通常の糸井さんの声。
んー、トトロのお父さんとは声が違うかな。やっぱりお父さんのための役づくりをしていたところもあるのでしょうか。
ちなみに、こちら、6分45秒あたりからになっているのですが、冒頭では福山雅治さんが糸井重里さんのことをこのように紹介しています。
作詞を提供したアーティスト。矢沢永吉さん、沢田研二さん、 シーナ&ザ・ロケッツ、前川清さん、などなど。
生み出したキャッチコピー。
映画『火垂るの墓』。「4歳と14歳で生きようと思った。」
『千と千尋の神隠し』。「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」
『もののけ姫』「生きろ。」などなど、多数。
偉大な方なのに、声からはお父さんの素朴な感じが伝わってくるなと感じます。
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